昔、私がボクシングを始めた頃の話です。
練習が終わり、クタクタになっていた私は、使い終わったグローブをその辺に置き、道具を散らかしたままにしていました。
すると、先生に怒られました。
「仮にも人の顔に当てるものだろう。そこに何か付いていて、相手に怪我をさせたらどうするんだ」
その言葉に、私はハッとしました。
打撃格闘技では、鼻血が出たり、出血したりすることも珍しくありません。
ただ、練習の中で起こる怪我と、道具の管理を怠ったことで起こる怪我は、全く別の話です。
大切なのは、怪我をさせるかどうかだけではない。
人の顔に当てるものだからこそ、清潔に保ち、丁寧に扱う。
そこには、練習相手に対する敬意や礼節があるのだと教わりました。
道具の扱い方は、今でも大切にしていること。
それ以来、私の中では道具の扱い方が大事な基準になっています。
例えば、グローブは相手に当てる面を上にして揃えて置く。
ミットやグローブを足で蹴って移動させない。
時々、会員さんが道具を足で動かしているのを見かけることがあります。そんな時は、その理由も含めて伝えるようにしています。
細かいことかもしれません。
ただ、道具は単なる練習道具ではありません。自分の技術を受け止めてくれるものであり、同時に、一緒に練習する相手に向けて使うものでもあります。
だからこそ、大切に扱いたい。
ミットを縫う時間。
ミットがほつれたり、傷んだりした時も、できるだけ自分で手直しをするようにしています。
ミットを縫い合わせたり、補修したりする細かい作業が、実は結構好きです。
昔から映画が好きでよく観るのですが、映画の中で、怪我をしたところを自分で縫うようなシーンがあります。
ミットを縫いながらそんな場面を思い出すと、実際に自分でこんなことをしたら、痛みで気を失ってしまって、とても無理だろうな……なんて考えたりします。
そんなことを想像しながら、一人でハハハとなっています。
技術だけではない、大切にしたいこと。
道具を大切にすること。
使ったものを元の場所に戻すこと。
傷んだものを簡単に捨てず、できるだけ手を入れて使い続けること。
どれも特別なことではありません。
技術を磨くことも大切。
体を鍛えることも大切。
それと同じくらい、道具を大切にし、相手を敬う気持ちも大切にしたい。
昔、先生から教わったことが、今でも自分の中の核になっています。
これからも、そういう部分を大切にできる道場でありたいと思っています
🥊 浜松まちなか道場
浜松駅からすぐの格闘技道場です!見学・体験もお気軽にどうぞ。
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- 電話番号: 070-5338-3825
- 対応クラス:
- キックボクシング
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